シミ、シワの最新医療
背中ニキビの原因
普段洗顔などで顔のニキビにはキッチリ対応していますという人でも、背中のニキビにまでなかなか目が行き届かないというという人の方が多いでしょう。特に夏場に汗を放置しているとなんとなく背中がかゆいと思っているうちにそのままにしているとある時鏡で背中を見てみると、いつの間にこんなにたくさんニキビができてる! ということがありませんでしたか?
つい顔に比較して背中のケアは怠りがちになりますよね。背中は鏡を使ってもなかなか見にくい部分が多々ありますので、意識してケアしないといつのまにかニキビができていて荒れ放題になるケースもあります。
特に目立つニキビや吹き出物には早目のケアが大切です。前面はキレイな美肌が、お風呂や海水浴に出掛ける場合は背中の醜いニキビ跡が目立つという恥ずかしい場面もでてくることもあります。
◆背中ニキビができる原因とは
人間の毛穴には、皮脂腺が付いています。ニキビが出来る原因はまず、この毛穴が皮脂や角質でふさがれてしまうと、そこに細菌が繁殖して炎症を起こすのがニキビです。さらにひどくなると周りの皮膚が赤く腫れて膿んだ状態の赤ニキビができてきます。
背中にも顔と同じく多くの皮脂腺が集中していますので、皮脂腺が多く集中しているところにニキビもできやすくなります。したがって、もともと背中は顔と同じようにニキビが非常にできやすい場所といっていいのです。このように、仕事で背中などに汗をかいたまま放置していると、皮脂が多く分泌される中で菌がどんどん繁殖しやすくなります。
この状況で背中の皮脂、汚れを充分に落としていないと背中にニキビができやすくなるということです。汗を多くかいた日には素早くシャワーで充分に洗って背中を清潔に保つことがニキビの予防につながります。
シミは適切な対応で取れる
シミは適切な対応をすることでできてしまっても取ることが可能です。夏はこれだけ紫外線が強くなると、その後のシミが気になりすね。最近では紫外線がシミの直接の原因になるということがわかってきてますので、できたシミを濃くするのを防ぐということで、まずはサンスクリーン剤で完全にケアすることが大切です。
特に海や行楽に行って日焼けのひどい部分があったり、肌のトラブルでニキビのケアが悪くてつぶしたり、クレーターに陥没した部分はその後シミになる心配があります。こういうものは、すぐに出ずに数年たって忘れたころに出てくるのでなかなかやっかいなものですが、まずは紫外線を防ぐことを充分に行いましょう。
最近の美容皮膚科の医療におけるシミ治療は、レチノイン酸と、非常に強力な美白剤であるハイドロキノンという薬剤を併用することが多いです。このレチノイン酸には肌のターンオーバー(細胞の再生)を早める効果がありますのでシミの治療に非常に有効です。
実際の臨床におけるその効果はなかなか消えにくいという老人性のシミでも80~90%は改善効果がみとめられるといいます。もし化粧品でシミを防ぎたいという場合には、美白剤の選択がとても大切になります。さらに、ピーリング成分との併用ケアにより角質を薄くすることが可能となりよりシミを薄くすることができます。
これを行うことでその有効性が非常に高まることが期待できます。ここで気をつけたいのが、シミには美白剤で消せるものと、美容皮膚科などの治療でしか消せないものがありますので注意が必要です。特に厚みが増したシミには、美容皮膚のレーザー治療やレチノイン酸などでしか効果がでにくいということはよくおぼえておきましょう。
ただし基本はできるだけシミをつくらないということで「紫外線を防ぐ」ことは外出時にも普段からおこたりなくやっておきましょうね。そうしないとせっかくの化粧品の美白剤の効果もあらわれてきませんから。